家電製造のシリウス、ベッド上で洗身できるシャワー機器「switle-BODY」を開発
家電製造の株式会社シリウス(東京都台東区、亀井隆平代表)は、介護用の洗身用具「switle-BODY(スイトルボディ)」を開発。同社が2017年に発表した水洗いクリーナーヘッドswitle(スイトル)の技術を応用したもので、お湯や洗剤を吹き付けながら同時に吸い取ることで布団やシーツを濡らすことなく、簡単な操作でシャワーを浴びたように体をサッパリと洗うことができる。ベッド上で洗身できるシャワー機器としては世界初の技術認定となる。入浴や清拭は介護の中でも特に労力と時間を費やす大変な作業といわれる中、人材不足が深刻な介護業界において一石を投じる製品といえそうだ。
「switle-BODY」は介護現場に限らず、水が使えず風呂に入れない環境でこそ重宝される商品でもあるだろう。先日行われた同商品の発表会では、イメージキャラクターを務めるタレントの清水国明氏も登壇し、先般の能登半島地震による被災地を自ら訪れ、同商品の試作品を寄贈したというエピソードが披露された。社会貢献を使命に掲げる同社から生まれた新商品だけに、現地での評判に注目だ。
「switle-BODY」は3月21日より販売予定。販売予定価格は168,000円(税別)。同社は2025年4⽉からの同商品の介護保険の適⽤を⽬指す。
株式会社シリウス「switle-BODY」発表会(1月18日・秋葉原)にて
イメージキャラクターを務める清水国明氏(左)、株式会社シリウス 亀井隆平代表(右)
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