「シニア1200人アンケート」シニア世代の「習い事」は女性の方が積極的?
シニア・マーケティングに強みを発揮する株式会社三栄広告社(東京都千代田区、山本直紀社長)が独自に行っている、全国に居住する50歳から79歳までの男女を対象とした「シニア1200人アンケート」。シニア世代の「習い事」についての調査結果が興味深い。
・現在、習い事をしている人:152人(12.9%)
・過去に習い事をしていた事がある:233人(19.4%)
・興味はあるが行っていない習い事がある:80人(6.7%)
・上記3択にあてはまるものが一つもない:853人(71.1%)
と習い事に関心のあるシニアが意外にも少ないことがわかる。更にこの回答を男女別・年代別で分類すると、習い事に積極的なのは女性で、しかも年齢が高くなるに連れて習い事をする女性は増加傾向にある。
一方、男性は習い事をしている人自体が少なく、65歳~69歳でやや増加するものの、女性と比較すると極めて少ない。このような側面からも女性の社会進出、コミュニティ参加は活発といえるが、男性は消極的であるようだ。
さらに具体的にどのような習い事に関心を持っているか。人気上位は下記の項目であった。
・テニスやゴルフなどの各種スポーツ
・楽器やカラオケなどの音楽関係
・社交ダンス等のダンス全般
・書道
・ヨガ(ホットヨガ含む)
若い女性に人気のイメージの強いヨガはシニア女性にも人気であること、また多いと思われた絵画などの趣味が見受けられないことも意外な結果といえるだろう。少数派ではあったが、「金継ぎ(漆で行う陶磁器の補修技術)」「ズンバ(コロンビア発祥のエクササイズの一種)」「ポーセラーツ(ハンドクラフトの一種)」「トールペイント(木製品に絵や模様を描くアート)」「つまみ細工(小さな布を折って作る伝統工芸)」「古文書」といった回答も見られた。メジャーなものから専門的なものまで、習い事についても世代を超えて多様化が進んでいるようだ。
アンケートの詳細は株式会社三栄広告社のウェブサイト内「シニア1200人アンケート」で見ることができる。
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